インドネシアからようこそ平塚へ！Part 2 | 平塚市のピアノ教室・リトミック教室

さる１１月２５日(火)、インドネシア・ジャカルタからのお客様をお迎えしました。

今年８月の親子プチ留学プログラムで訪れたアートスクール・Palakali Creative（以下P.C.）と私立学校Sekolah Citra Alam （以下S.C.A.）の先生、生徒さんが、東京のアートイベントに参加するために来日しました。この機会にたんぽぽグローカルスクール（以下たんぽぽG.S.）のある平塚にも来てくださることになり、たんぽぽG.S.の英語クラスでは彼らをお迎えするためにさまざまな準備を行ってきました。

前回に引き続き、彼らとの異文化交流の様子をお届けします。

スタジオ・クーカの見学後、P.C.とS.C.A.の来日メンバーにはたんぽぽG.S.の教室でお昼休憩を取ってもらいました。その間に、もも子先生と英語クラスの生徒は旭南公民館に集合し、交流イベントの準備とリハーサルを行なっていました。

P.C.とS.C.A.の来日メンバーが旭南公民館にやってきました。さあ、いよいよ交流イベントの始まりです！

まずは、みんなで輪になり、英語でご挨拶と自己紹介です。たんぽぽの生徒さんの中には、初めて出会う異国の人々にびっくりして緊張してしまった子も。あれ、いつもより声が小さいですよ、がんばって！来日メンバーの子どもたちはとてもしっかり挨拶してくれました。日本の子どもたちに興味津々？

たんぽぽG.S.でいつも行なっている英語リトミックを使って、みんなで遊びます。

音楽のリズムに合わせて、テニスボールを転がしたり、風船を打ち合ったり。意外と難しい！？あら、いつの間にかヘディングだけで打ち合っているグループも。

しっかり動いて体も温まってきました。

次にもも子先生が食べ物の絵カードを出してきました。”What’s this？”

「ラーメン」はインドネシア語でも「Ramen」だったり「Me Kuah（汁あり麺）」と言ったり、「おにぎり」は「Bola Nasi 」（つまり英語の「Rice Ball」）とも言ったりするそう。同じ食べ物でもいろんな呼び方があることがわかっておもしろかったです。

次はこの食べ物カードを使ってジャスチャー伝言ゲームです。言葉を使わずにジェスチャーだけで何の食べ物か伝えていきます。「え？なになに、何のことかな？」。言葉がわからなくても身振り手振りでみんな必死に伝えようとして、うまくいってもいかなくても何だかみんな大笑い。

会場の中がすっかり一体感に包まれたところで、お互いの文化を紹介し合うプレゼンテーションの時間になりました。

まずはたんぽぽG.S.の生徒から、日頃のレッスンの成果を発表します。まず、一人ずつスライドを使いなから日本の朝ごはんを紹介しました。

次にトーンチャイムの演奏を披露しました。全員で練習したのは当日だけ。ほぼぶっつけ本番でしたが、日頃のレッスンで慣れているので、しっかり演奏できました。P.C.とS.C.A.の来日メンバーは、トーンチャイムは初めて聞いたそうです。来日メンバーのあるスタッフは、あまりの音色のきれいさにポカンと聴き入ってしまい、動画を撮り忘れたそう！

たんぽぽG.S.最後の発表は、この夏、プチ留学プログラムのモニターとしてP.C.とS.C.A.を訪問したN家兄妹です。インドネシア訪問の様子を英語で発表しました。

初めは緊張でこわばっていた生徒さんも勇気を出して、見事に発表をやり遂げました。

みんな、Good Job！！

次はP.C.とS.C.A.の来日メンバーによるパフォーマンス。Tari Betawi という武道です。力強いきびきびとした動きは空手の型を思わせましたが、音楽のリズムに合わせてしなやかな動きも加わります。エギゾチックな香りも漂い、思わず見入ってしまいました。武術と伝統的なダンスとを融合させたような素晴らしいパフォーマンスでした。

最後は各々で用意した品をプレゼント交換。お互いに楽しい時間を共有し、温かい気持ちを分かち合うことができました。

たんぽぽG.S.の異文化交流イベントは無事に終了しました。参加してくれた生徒さんはじめ、関係者のみなさん、本当におつかれさまでした。ありがとうございました！

短い時間にもかかわらず、子どもたちは子ども同士ですっかり打ち解けて自然に仲良くなっていました。今回も子どもたちの秘めた力を目の当たりにしました。

たんぽぽG.S.で、ささやかな歓迎夕食会！

P.C.とS.C.A.の生徒及び先生方からは、東京での滞在を前に自然豊かな平塚で穏やかな時間が過ごせてよかった、平塚での時間が癒しの時間になってとてもよかったと、後日、メッセージをいただきました。そんなふうに感じてくださったなんて、びっくりしたと同時にとても嬉しかったです。ずっと住んでいる身としては何の変哲もない「普通」の町でしかない平塚。でも全く違う視点から、ごく当たり前の中にある魅力に改めて気付かされました。こうした体験が異文化交流の醍醐味だと思います。