さる１１月２５日(火)、インドネシア・ジャカルタからのお客様をお迎えしました。
今年８月の親子プチ留学プログラムで訪れたアートスクール・Palakali Creative（以下P.C.）と私立学校Sekolah Citra Alam （以下S.C.A.）の先生、生徒さんが、東京のアートイベントに参加するために来日しました。この機会にたんぽぽグローカルスクール（以下たんぽぽG.S.）のある平塚にも来てくださることになり、たんぽぽG.S.の英語クラスでは彼らをお迎えするためにさまざまな準備を行ってきました。
彼らとの異文化交流の様子を２回にわたってお届けします。
P.C.とS.C.A.の来日メンバーは、11歳から17歳までの生徒５人と先生とスタッフとカメラマンの大人５人の総勢10人。早朝に羽田空港に到着し、その足で平塚までお越しくださいました。当日はあいにく時雨混じりの曇り空でとても寒い日でした。平塚駅に到着後はみなさんやや疲れた様子でしたが、時間も限られる中、お昼ご飯もそこそこに早速、ひとつめの目的地へ。
P.C.ではハンディキャップのある子どもたちも受け入れています。そこで、日本でのアートを通じた障害者支援の取り組みを見てもらおうと、平塚市の障がい福祉施設、スタジオ・クーカ（以下クーカ）にご案内しました。
クーカは、障がいのある人たちが創作活動を通じて社会と接点を持ち、仕事につなげていくサポートをする福祉施設です。平塚在住の私たちも初めてクーカに入ると言う人がほとんど。中に入るとお二人のアーティストが自作のカードを持って出迎えてくれました。
“世界に一つだけ”の名刺の裏面はポップな消しゴムはんこアート！
クーカの建物１階の入り口付近は、アート作品のショップになっており、奥は創作のためのアトリエです。個性あふれた色とりどりの作品が、雑多なようで巧みに配置されています。どこを見てもおしゃれでワクワクする空間でした。
P.C.とS.C.A.の来日メンバーも、作品を見て声を上げたり、写真を撮ったり、アーティストやスタッフに積極的に質問したり、とても楽しそうでした。そんな様子を見ていると改めて、本当にアートには言葉の壁はないのだなあと、感じました。
アーティストの方が大きな紙を出してきました。クーカに来たお客さんに、好きな消しゴムはんこを押して色を塗ってもらい、その場で一つのアート作品を作りあげるのだそうです。さあ、今日の記念にみんなで作品を作りましょう！
お好きなハンコをどうぞ〜♪
わーい、どんどん塗ろう！
クーカの２階にも案内してもらいました。クーカのアーティストは創作活動だけでなく、陶芸や畑作業のほか様々な活動を行なっています。
こちらでヨガをしたり、バンド演奏などで音楽を楽しんだりするそうです。すると、来日メンバーの生徒さんがスタジオのギターで演奏を始めました！なんという芸達者！いつでもどんなところでも自分の表現をさらっとできてしまうなんて、すごいなと思いました。
P.C.＆S.C.A.の来日メンバーからは、クーカでは作品の見せ方や地域との関わり方がとても参考になった、訪問して良かったと言っていただきました。短い滞在でしたが、P.C.＆S.C.A.の来日メンバーだけでなく、私たち日本人メンバーにとっても、とても楽しい、刺激的なひと時となりました。
スタジオ・クーカさん、ご協力ありがとうございました。
この後は、いよいよ旭南公民館でたんぽぽG.S.との交流会です。続きは次のブログで！
それぞれのリンクはこちらから↓
おまけ：クーカの作品は、どれもポップでおしゃれで洗練されているのに、どこか気持ちをほっこりとさせる不思議な魅力を持っています。ちょこっとお部屋に加えるだけで、ぐっとおしゃれでアートな空間になりそう。今回も販売作品をお土産にと、来日メンバーだけでなく、日本人メンバーも、カレンダー、ティッシュBOX、Tシャツ、オーナメントほか、たくさん買い物していました。スタジオ自体も素敵な場所ですので、ぜひみなさんも行って、クーカの作品に触れて、見てみてくださいね。
Written by M. Yokoi
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